日本と海外の小学校行事の違い

日本の学校年度は4月から始まり、3月に終わりますが、これには歴史的背景があるとされています。日本では明治時代に4月開始の会計年度が始まり、学校年度もこれに合わせて4月開始となったようです。また、この頃は日本政府の収入がお米の収穫に依存しており、秋に収穫されたお米を現金化し、納税された後に予算が組まれることを踏まえると、学校年度の開始を1月とすると予算編成が間に合わないという事情もあったようです。

今回は日本と海外の小学校行事の違いに目を向けたいと思います。

入学式

日本では全ての小学校で4月の学校初日に新入生と親たち向けに入学式が行われますが、海外ではこうした式典はあまり見られません。入学当日から授業が行われることも良くあるようです。

 

授業参観・家庭訪問

授業参観と違い、家庭訪問は日本独自の文化のようです。日本では、家庭訪問は先生が児童の家庭状況を把握し、個別相談等が行われる場とされているようですが、海外の小学校では日頃から先生と保護者がもっとカジュアルにコミュニケーションを取る機会があるようです。保護者は心配事などあれば、子どもの送迎の際に先生とクイックに相談することも可能です。

 

運動会

日本の小学校における最大のお祭り行事と言えば運動会。春か秋に開催され、チームに分かれて得点を競い、学年ごとにダンス等を披露する形式は日本全国あまり違いはないかもしれません。海外でもSports Dayと呼ばれるような日はありますが、全員参加型でなかったり、個人競技中心であったりと日本の運動会とは全く異なります。

 

一方で、海外の小学校ではスクールバス文化、ムービーナイト、パジャマディなど日本の小学校にはないイベントが盛りだくさんです。各国の小学校事情を比較してみるのも楽しいですね。

 

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